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2022.01.16

実践心理学NLPのプロが悪質セミナーを受けてきた

皆さん、こんにちは。
この度もブログを最後まで読んでくださりましたこと
心より感謝申し上げます。

「このセミナーを受講するとあなた達は超能力者になります」

「逆に途中で帰ったりルールを守らないと超能力を抜きます」

自身の名前を名乗らず

冒頭は上記の挨拶から始まる講師。

会場には80名〜100名の参加者。

※関係者の皆様には大変申し訳ございませんが同業者として、
心理のプロとして、私の知人友人が同じような経験をなさらないようにこちらの場を通じて公表しておきます。

セミナーとの出会い・きっかけ

話は遡り、セミナーのお誘いを受けたのは約1年以上前。

「呼ばれた人しか行けないセミナーなのよ」

「怪しいかもしれないけど来てみない?」

お人柄も良く

とある法人会でも一時は繋がっていたため

タイミングが合えば参加しますね。とお約束。

年賀状のやり取りを機に

新しいセミナーのチラシが届いた。

丁度、時間が合ったため参加させて頂きました。

セミナー会場に到着

まず会場に入ると

紹介者から主催者に紹介を受け

「この度はありがとうございます」

「セミナーを受けて人生を変えてくださいね」

「このセミナーを受けた後260億円を手にした人もいるんですよ」

一先ず、

相槌と「そうですか」と承認しておいた。

受付で1万円を支払い

「領収書をお願いします」と伝えると

「領収書は発行できません」とのこと。

流石に理由を聞いてみた。

「そういう決まりなので…。」

何の決まりなのかさっぱり理解ができず、一応伝えてみた。

「領収書を発行できないようなセミナーは

 セミナーでもないと思いますが。」

そう伝えると

紹介者から

「辞めてもいいのよ。気に入らなかったらお金を私から返すから」と。

主催者からは

「一万円以上のお金が必ず入ってきますよ」と。

私は

「そんなのはどちらでも良いですから

 一先ずここに来ましたし受けさせて頂きます」と会場へ入場。

人生が楽しくなるセミナー会場へ入場

席は1番前に案内して頂き

テーブルには案内チラシと【新規】と書かれたシールが置かれてあった。

講師席には先生らしき人がいて

参加者が列になって並び

先生らしき人が

「あなた姑と仲が悪かったでしょ?」

「姑さんがあの世であなたにごめんなさいと言ってるわ。許してあげたら身体の不調が治るわ」など

NLPでお伝えするところの

マインドリーディングやミルトンモデルという催眠言語ばかりで対話をしていた。

※マインドリーディング=相手の心を読めているかのように喋る手法

やっぱり怪しいのか。このセミナーは。笑

長々となりましたが

ここまでの流れで【おや?】

疑問が湧いた人もいるでしょう。

人生が楽しくなるセミナー開始

いよいよセミナーが始まります。

「このセミナーを受講するとあなた達は超能力者になります」

「逆に途中で帰ったりルールを守らないと超能力を抜きます」

冒頭の言葉はまだまだ続く。

「このセミナーを受けてなぜかお金が増えた人手を上げて」

「このセミナー中に足が治って歩けた人を見た人手をあげて」

「セミナーを受けて無いところに不思議とお金が見つかった人手をあげて」

新規(初めて)の人々を

後ろの【先輩】と呼ばれる人の方向へ向かせ

【怪しさ】【安心】【信用】に変えるための手法だ。

上記のようなアイスブレイクは約30分続き

ようやくセミナーが始まる。

いよいよ本題開始

「この世の中は妖怪が支配している」

「妖怪を使って人を不幸にして幸せを手に入れている人間がいる」

「身体の不調は全て妖怪のせい」

やたら「妖怪」という言語が出てくる。

妖怪ってなんだ笑

その後、携帯電話を机の上に出させ

「電源を切ってください。録音録画をするなら超能力抜きます」

「隣の人の携帯を見て電源が切られているか確認しあってください」と念入りなチェックも入る。

「メモを取らないと忘れるから机の上にあるメモには私の発言を書いてください」

と言いながら

机の上にはボールペンと紙も用意してあった。

そこからは

講師の発言を一言一句メモを取る作業に新規の人は導かれる。

講師の教えを書くという作業だ。

人間は自分で書くという作業を続けると

【自分で選択して行動した】という心理から

いつの間にか、自分の言葉かのように頭の中に擦り込まれる。

これは心理的手法・洗脳手法として使われることが多い。

人生が楽しくなる講師が伝えたかったこと

この講師の伝えたいことや訴えたいメッセージはこうだ。

「良くなるもの。良いもの。縁起物。
 これらの物を持参していたり不幸な人の縁や

 宗教の教え、血液型などの固まった考え方を持っていたりすると
 不幸になるから捨てるか縁を切りなさい。捨てることや縁を切るとあなたは幸せになります」

という考え方を伝えるために

あらゆる表現方法を活用して長々と話し続ける。

良くなるものや縁起物とは何か?

人生が楽しくなる講師いわく
神社仏閣、開運グッズ、健康グッズ、サプリメント、医薬品、飲料水、龍という言葉の付く物、おみくじなどが当てはまる。

講師曰く

これらは全て

【妖怪が作ったもの】であり

【持っていたり家にあると不幸せになる】

との事だ。

あの古事記に出てくる天照大神様でさえ妖怪だと言うわけだ。
だからその子孫である天皇家も妖怪だと言っていた。
※これは多くの人を敵に回す発言だろう

そんな話がダラダラと続くわけだがクライマックスがやってきた。

いよいよクライマックス

私を含め新規の方に対し荷物チェックが始まる。

比較的、荷物が少なめの私は講師が言う妖怪グッズに該当するものがなかった。

講師の考え方に基づく

【妖怪グッズ】とやらは

私の携帯に入っている神社で撮影した写真くらい。

すると講師は言った。

「香川の人は控えめなのね」と。

「では身体がどう反応するか試してあげるわ」と新規の方を
ステージに呼び一人一人パフォーマンスし始める。

やり口はこうだ。

まず、身体の不調を当てる。

「あなた首が痛いでしょ」とか

「腰が悪いわね。腸が…」など。

相手が答えない場合や「?」を頭に描いた際には
「あなたの身体で不調なところはどこ?」とストレートに聞く。
(これもまた面白い=分かっていない証拠だ)

その後に

「じゃあ見せるわ妖怪があなたの不調に影響していることを…。

 私の真似をしなさい。この物(妖怪)に向かって

 このやろー!妖怪!悪さをするな!出て行け!

 こうやって言って下に投げ捨てなさい!」

すると新規の人はすがる思いで言い始める。

「このやろー!悪さをするな。妖怪出て行けー!」

その言葉と共に物を下に投げつけ、足で踏む作業を繰り返す。

踏み絵のような光景を見せつけられる。

その方は【大吉のおみくじ】を捨てて講師と共にネジネジと踏んでいた。

この踏んでいる光景を見て
講師の「人生が楽しくなる」というのはこういう事かと、見えた一瞬だった。
踏みながら話をしている講師が1番楽しんでいた。

それと同時に

2名ほどのスタッフが近くに配属され

ゴミ袋と100均のチリトリセットを持っている。

妖怪グッズを捨てたと同時に

そそくさと、すぐに回収をしにくる。

そしてもう一度

身体のチェックをするとあら不思議

身体の不調が取れたり

さっきは固かった身体もう少し柔らかくなったりする。

それを見た新規はビックリして

もっと講師のことを信用する。

理屈をNLP心理学観点で解説する

ここを私はプロとして解説をすると

【催眠誘導】でしかない。

要するに

【身体が良くなる】

信用信頼する人間に言われると

人間には暗示文が入り

脳は錯覚し、良くなる。

プラシーボ効果が起きるわけだ。

薬理作用に基づかない薬物の治癒効果、つまり投薬の形式に伴う心理効果(暗示作用)のことで、薬理学的にまったく不活性な薬物(プラシーボ)を薬と思わせて患者に与え、有効な作用が現れた場合をプラシーボ効果があったという。

コトバンクより引用

声を出すと

自律神経が整い身体も柔らかくなる。

これらを経験させ、

より深い信用を勝ち取るといったやり口だ。

いよいよ私の妖怪退治の番が来た

「あなた携帯電話だけ?」

「はいそうです。」

「その竜の落とし子もそうよ」

何やらジャケットの

ピンブローチを指差して言っている。

「それも外して持ってきなさい」と。

携帯電話と竜の落とし子のブローチを持ち

前に立たされた私は同じように真似をしなさいと言われる。

「あなた身体のどこが悪い?」

ただのマインドリーディングでしかないので私は答えた。

「特に悪いところは無い」と。

講師は言った。

「強いて言うなら?身体が突っ張っているところとか。」

私は答えた。

「強いて言うならば椅子に座っていたので腰は張ってます」と。

「じゃあ腰ね!まず、携帯電話に向かって言いなさい」

「この野郎。妖怪め。悪さをしやがって!出て行け!」

面白いなあと心で爆笑しながら言ってみた。

「この野郎、妖怪め、悪さをしやがって!出て行け!」

できるだけ講師のモノマネをしながら言ったつもりだが気付いた人はいただろうか…。

そして次は、私のジャケットについている

竜の落とし子のブローチ。

講師は言う。

「さっきの人のおみくじを捨てた人と同じように、床に捨てなさい!」と。

先程のゴミ取り班が二手で構えている。

私は答えた。

「それはできないでしょ笑」と。

「なんでなの?」と理由を聞くので

「大切な想いが入っている」と伝えた。

すると講師は言う。

「その想いを断ち切ったら幸せになるわよ。」と。

何言っても無駄だと思ったので伝えた。

「これ、ルビーなので捨てるものに該当しないですよ」と。

金目のものにはギラギラと目を光らせる参加者が集う会場がざわついた。

ルビーなんだ!と言わんばかりに。

講師は言った。

「じゃあ売りなさい。売れば幸せになるわよ」と。

「はーい。わかりましたー。そうしまーす。」と伝え私は席に座った。

講師は何やら気に入らなかったようだ。

「やっぱりあなたそれ捨てなさい」

会場のチリトリ班と

先輩たちは今か今かと待ち構えている。

私は聞いた。

「それはなぜでしょうか?」

「ルビーで20万か30万か知らないけど、それを捨てればそれ以上のお金が入ってくるわ」

私は理由になってないやんと思いながら

「そうなんですね」と承認だけした。

講師は被せてきた。

「それがあなたの不幸せの原因なのよ?」

私はまた承認だけした。

「そうなんですね」

すると講師は言った。

「捨てるか、帰るか?どっちが良い?」

ここで限定質問。

ダブルバインドが飛び交った。

※ダブルバインド=二者択一の質問でどちらかしか選ばせない心理手法

私は答えた。

どちらの二つにも該当しない第3案を。

「ではお家で処分させて頂きますね」

すると講師は言った。

「今捨てるか、帰るか、どっちかにしなさい」と。

私は答えた。

「では、今帰ります♪」

会場がざわついた。

同時に、講師も驚いた顔をしていた。

荷物をまとめていると講師は言った。

「そのメモも全て置いていって」

私の頭には全て残っており

必要もないので挨拶だけして置いて帰ってきた。

最前列から立ち上がり会場を出る際に見た参加者の顔は今でも忘れられない。

「あの子、勿体無い事をしたなぁ」

そう言った顔だった。

まとめ

世の中には心理学を活用して
良い方向に導く人間と悪い方向に導く人間がいます。

良い方向に導く人であれば、それは在るべき姿でしょう。

しかし、悪い方向に導くのであれば、それは詐欺師です。

今回のセミナー講師が悪い方向に導いているのか?と言われると
このセミナー講師に助けてもらっている人もいるのが事実。

ですので、その方々にとっては「すごい人」であり「超能力者」です。

今回私は「悪い方向」に導かれそうになりました。

この「良い」「悪い」という判断基準は難しく

「自分の都合にとって良い・悪い」という基準になります。

例えば今回のセミナーで1万円を支払い何事もなかった。
というのであれば、
あなたにとってはしばらくした後、講師のことや紹介者のことを詐欺師だと認識します。

しかし、今回のセミナーで1万円を支払い
「考え方が変わり良い引き寄せが起きた」暁には
セミナー講師のことを「素晴らしい人だ。すごい人だ」
そしてあなたは「超能力を手にした」と確信するでしょう。

今回の講師の発言でも一理あるところはありました。

そこをお伝えすると
「良くなるから」と思っているものを持っていては
 いつまで経っても良くはならない。」
と言う事です。

なぜなら、「良くなる」と思っているということは
裏を返すと「今が悪い」と思っているということに繋がるからです。

しかし、今回の講師が悪質だったところは
価値観の押し付けと強制力という点。

付け加えて言うとチームを組んでいるという点。こちらの2点です。

意見を伝えるのは講師。
しかし選ぶのはあくまで受講者です。

これは、どのようなセミナーであったとしても同じです。

どんなに良い講師が良い発言をしていても
自分が選択すると言うことが大切になります。

その選択が「良い選択」なのか「悪い選択」なのかは
あなたの心理状況や環境にとって様々でしょう。

ちなみにお伝えしておくと
人間は外的動機付けによって行動しやすいです。
今回の「お金で釣る」と言う行為がそこに当てはまります。

セミナーを受けると○億円手に入る。
セミナーを受けたら1万円空から降ってきた。
セミナーを受けたら押し入れから600万手に入れた。

そのようなことを伝えて
「もしかすると」と心の中にあるスキや騒めきを表面化させ行動を促します。

「お金」と言う物質で人間は釣りやすいのです。

今の状況が悪いのであれば
講師の発言を聞いて良い選択をすれば良い方向にいくでしょう。

しかし、今が良い状態なのであれば
講師の発言を聞いて「自分の行動に自信を持つ」とより良い方向に向かいます。

再度お伝えしますが「今が悪い」という
無意識に思う考え方を捨てれば「良くなる」ということです。

幸せになりたいと思っている人は幸せにはならない。

今が幸せだと思った時に、本当の幸せを手に入れられます。

最後に・・・

残念ながら私は今回のセミナー受けて超能力を手に入れる事ができませんでした。

しかし、もっと大切な龍の化身と言われる「竜の落とし子」チャンを取り戻しました。

この竜の落とし子を購入する際にも
様々な苦労やエピソードがありました。

これまでのクライアントさんや関わってくださる方々との
時間が刻まれている1つの目に見える物質です。

それと同時に、一歩間違えばこのような講師に私もなってしまう。

今回のセミナーを機に
自分が在ってはいけない講師の在り方を学ぶ事ができました。

私自身がNLPを伝える際には
騙されないためにも心理手法をお伝えしています。

信じる事ができるのは自分のみ

自分を信じれば目の前の人を信じる事ができます。

目の前の人を信じるから、自分を信じる事ができるのではなく
自分を信じる事ができるから目の前の人を信じる事ができたり判断ができたりする。

会社経営においても全く同じ。

会社のこと、商品のこと、社員のこと。

全てにおいて経営者の自信が会社の大きさや方向性に関係します。

私自身良い死に方をするためにも

倫理観を大切にこれからも邁進していきます。

2022年も引き続きよろしくお願いいたします。

そして、これからも竜の落とし子ちゃんと一緒に時を刻みたいと思います。

出雲大社と竜の落とし子ちゃん



そうそう。

1月23日から新たなNLPプラクティショナーコースが始まります。

私はとても楽しみです。

開催1週間前ではありますが、
1人でも多くの人たちの次なる人生に関われることを楽しみにしております。
※少人数性で実施しておりますので残席2名まで受け付けます。

詳しい日程はこちら

あなたと一緒に学ぶことができることを楽しみにお待ちしております。

ブログを読んでくださったみなさま、ありがとうございました。

ブログ執筆者 : 三宅俊輝

三宅俊輝 @tosikimiyake 株式会社エスコート 代表取締役 心の整備士@NLPビジネスメンタルコーチ 「どうせ自分なんかこの程度の人間だ」という思いから逃れられずに 自信が持てないでいる人に、自分らしく生きる術を提供し「成功」に導く ビジネスメンタルコーチ(心の整備士)。 三人兄弟の末っ子であり母子家庭で育つ。母親からの否定的な言動により自分らしさを抑圧され、周りの評価を過剰に気にして育つ。  学生時代は母親以外の大人からも自分を信じてもらえないという経験をしたことで人間不信となり不登校に。就職した会社でも幹部からの能力・人格否定に身体に不調をきたすまでに。  そんな中、知人の紹介で「コミュニケーションの専門家」に出会い、人生で初めて自分の全てを受け入れてもらうという経験をし、日常の見え方が180度変化。全ての物事に感謝し、幸せを実感できるようになる。 心の持ち様やコミュニケーションの在り方によって人が瞬間的に変わる面白さを実感。それ以降、心理学やコミュニケーションの世界に没頭。わずか1年半でNLP、コーチング、ファシリテーションなどあらゆるコミュニケーション技術を体得し、 コーチとして起業。 現在は、企業経営者・スポーツ選手・画家・セラピスト・カウンセラー・コンサルタント・主婦・学生まで幅広い層にクライアントを持ち、わずか6ヶ月で年収1,000万超達成を支援するなどの成果を挙げている。 中小企業〜大手企業への社内研修登壇回数は 年間100本を超え、延べ6,300名以上に研修を実施している。 これまで行ったコーチングセッションは300人以上で450時間超え。 中小企業診断士に対するNLPトレーニング数、 また20代米国NLP協会講座開講数で全国No.1に。 2021年7月に事業を法人化。 現在は、「一人一人の可能性を広げ、世の中に貢献するヒトづくり」をモットーに日本のみならず、世界を股にかけて活動中。目の前にいる一人一人の可能性を、寄り添いながら引き出し最大限まで伸長させるのが使命。 著書:心の整備士 1990年、香川県三豊市生まれ。

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